実存主義?
最近、目の前のバスやPS4を眺めていると、どうしてこんなものが存在するんだろうと考えてしまう
なぜ、宇宙というものが誕生し、人間が生まれ、存在しているんだろうってことまで考えてしまう
存在できているんだろうって感じ
バスや、宇宙、そして私の、存在の根拠がなにも分からない
私は何の土台の上に立っているのか
地につけている足の、地とはなんだ?
マンガを買う
同人誌を買う
ゲームを買う
けど、買ってきた自分の好きなものが、10年後、残っている気がしない
手元にはあるだろうけど、なんだか形骸化しているような気がする
私の人生もそうなっている
地面のことも分からず、自分のことも分からない
今だけしか分からない
今、私のもとに具象としてある物しか分からない
いつか死ぬということが分からない
存在の根拠、何かが未来へ向けて地続きに繋がっているということ、これが分からない
生きるという行為は、落ちたら死んでしまう崖から崖を、綱渡りで渡るようなものだと、そしてそれをずっと続けることだと思っていた
慎重に、そして確実に、前へ向かって歩いていくものだと
でも実際は、綱のような細く危ない物で渡るのではなく、鉄筋コンクリートでつくられた、安全性抜群の、幅が50メートルも100メートルもあるような物でわたるような感覚なのだ
どうしてこんな物があるのか理解できない
誰が、いつ、どうして、どのようにして、つくったのかが知りたい
知らないと怖くて渡れない
平気で渡っていく人々が理解できない
マグリットの絵に惹かれるのは、これが原因か
空中に浮かぶ巨大な石は、おもしろさと供に私の存在を脅かす。その絵のおかしさを証明できても、自分の存在の証明はできない
どこからこの欲求が来るのか分からないが、ものすごくセックスをしたい
手を握る、抱きしめられるというだけで底知れぬ安心を感じる
なんと心弱い人間になってしまったことか