昨日の話
エポックマンの公演が終わった
2~3週間?ほど、演出部で関わった
期待には応えられなかったけど、個人としてはとても勉強になる日々だった
裏方の仕事ってなんだろうか
1 表方を立たせる仕事←自分に足りない要素
2 観客を楽しませる仕事←これだけしたい
3 裏方を助ける仕事←今回の新しい発見
と、これだけ浮かぶ
ぼくは観客との関係にしか興味無いので、表方のために仕事をするっていう感覚が分からない。表方を立たせることで、間接的に観客に届くのだけど、いまいち性に合わない。演出家は俳優を通して観客に何かを伝えるのだけど、ぼくが演出するのが苦手なのはこの間接性にあるのだと思う
だから、2の楽しませる仕事は好きだ。袖からマイクを投げたり、箱を揺らしたり、クラゲの光を出したり。そういうことが、演出部として好きだ
3の発見は、音響をしていたとあるプロ中のプロの方から聞いた話だ。ぼくが箱を揺らしている間、その音を聞かせるため、スピーカーからの音量を微妙に調整していたらしい。裏方が裏方のために仕事をするって、意味が分からないけど、チームプレーってこういうことなんだと思った(当然この方は、表方のことも考えている。叫ぶシーンで音響が出ているのであれば、音量を上げることで俳優が叫ぶ量を減らしつつ観客を盛り上げ、結果俳優の喉へのダメージ軽減と観客のサービスを成立させている。かっこよすぎる)。プロだった、本当の
以上、こんなことを考えました
舞台全体が白い紙で覆われている美術でした
本番期間中、プリセットで紙を貼り続けました
汚さないように、丁寧に
しかし、廃棄所で業者に棄ててもらうとき、その情も何もない棄てっぷりに、感動すら覚えました
ぼくたちがつくってきたものが、どんどんゴミ山に投げられていく光景に、目が離せませんでした(向こうはそれが仕事なので、怒っているとかではない)
とにかく、感動でした
演出部になりたい人や演出部の人は、一度廃棄所で棄てられるところを見るべきです
自分が何をつくり、それが最期どうなるか
お寿司を奢ってもらい、昨日は終わりました
また卒論に戻ります
いい経験でした